iptables ファイアウォールの準備

10/02/26
かねてから計画していたファイアウォールについて、準備を進めました。以前購入したatomのコンピュータにfedoraをテキストインストールし、さらにNICを追加して接続します。ファイアウォールLinuxiptablesを利用して設定していきます。まず第一段階として構築するネットワークは以下のような形です。内部ネットワーク向けのWEBAPPサーバーのしくみを想定しています。





まずNICの追加を行いました。
今回ファイアウォール用に購入したコンピュータは、価格を抑えるためにCPUはオンボードatom、ケースも小さくしたので、従来のようなPCIに挿すものが取り付けられません。(マザボPCIはありますが…)よって手っ取り早く接続できるものとして、USB接続のNICを取り付けました。
購入したのは、PlanexのUE-200TX-G。裏にLinux対応と小さく書かれていたので、とりあえず買ってみました。
速度は100BASETです。


早速デバイスをインストールしました。
まず、説明書等にはLinuxについてはまったく何も載っていません。
あきらめてネットで検索すると、ちょうどぴったりの経験談を載っけてくださっているブログをひとつだけ発見しました。
その方の手順を元にインストールしました。さぼりん様ありがとうございます。


以下に自分の経験を付け加えて簡単に手順を書いておきます。

1、下記アドレスの下部、Driverから、Linux2.6.31のドライバーをダウンロードする
a href="http://www.asix.com.tw/products.php?op=pItemdetail&PItemID=86;71;101">http://www.asix.com.tw/products.php?op=pItemdetail&PItemID=86;71;101
2、解凍してreadmeを確認する

3、readmeにしたがい、makemake installを行う
※僕の場合、fedoraをテキストインストールしたので、make等を実行するのに必要な「開発ツール」や「開発ライブラリ」がインストールされていなかったので、追加でグループインストールしました。
4、modproveあたりをやってみる。(正直良くわかりませんでした。)
5、再起動してみる。

追記090310 上記方法ではカーネルがエラーを発行する恐れがあります。対処方法はわかり次第UPします。
追記090311 解決しました
いろいろ調べた結果、UE-200TX-Gのドライバは僕のインストールしたFedora11 x86_64(kernel2.6.30.10)では標準で搭載しているようです。改めてFedoraインストールし直し、UE-200TX-GをあらかじめUSBに挿した状態で起動しました。すると、新しいUSBデバイスが見つかった事に対し、kernelが対処してくれます。そのログは/var/dmesgに記録されています。
Linuxでデバイスを追加する場合は必ずドライバがいると勘違いしていました。このUSB-LANデバイスのLEDはLANケーブルを挿していないと点灯しませんので、余計勘違いさせられました。今はほっと胸を撫で下ろしています。さらに詳しい情報が欲しい方はUE-200TX-Gで検索するのではなく、中に使用されているチップ(AX88772)で調べると結構情報がでてきます。


ネットワーク設定後、pingで送信、受信共に正常稼働している事を確認できました。