Subversionサーバーの立ち上げ
10/11/02
Subversionサーバーを自宅LAN内に立ち上げました。
以前仮想化を試していたサーバー機は仮想化したものの、あまり使用せずに置いてあるだけでした…。このままでは貴重なコンピュータ資源を眠らせてしまいますし、開発機としているノートパソコンのスペックがあまり良くないので、仮想化はまた必要なときに構築するとして、思い切ってサーバー機としていたコンピュータをメインの開発機とし、ノートパソコンをサブの開発機とすることにしました。
こういう構成を組むときにSubversionサーバーが非常に役に立ちます。以下の図のように配置し、ピンクの字のようなことが2台のコンピュータ間で簡単にできるようになります。
やりかたは簡単です。僕の場合はメイン開発機にCentOS5_2をインストールしています。
- Apacheをインストールします。僕の場合はCentOSのソフトウェアの追加/削除からインストールしました。
- 同じくソフトウェアの追加/削除からSubversionで検索し、SubversionサーバーとSubversionのApacheサーバーモジュール(mod_dav_svn)をインストールします。
- /etc/httpd/conf.d/subversion.confを環境に合わせて編集します。CentOSの場合はSubversionのサーバーモジュールをデフォルトで組み込む書き方がしてあるので、<Location>タグの内容のみ修正します。赤色の部分を変えてください。
- 保管するディレクトリにsvnadminコマンドで作成するディレクトリを作成します。
- 保管するディレクトリ以下のファイルのオーナーをApacheの実行ユーザーであるapacheに変更し、Apacheから読み書きできるようにしておきます。
<Location URLの最後> DAV svn SVNPath 保管するディレクトリ/svnadminコマンドで作成するディレクトリ </Location>
svnadmin create ディレクトリ名
設定としてはこれだけです。後はEclipseでSubversionにアクセスできるプラグインを入れて、参照URLにhttp://SubversionサーバーのIPアドレス/URLの最後を指定すれば、Subversionによる管理ができるようになります。僕はEclipseプラグインとしてSubversiveを使用しました。Eclipse上からバージョン情報も確認できとても便利です。