システム による 改善 考えてみた
最近、システムによってどのように効果を出すか考えることがあります。私は現在システムを売っているのなく、製造業の会社のシステム屋です。ですので、正直言ってがんばって仕事を得なくても仕事はバンバン入ってきます(現場からの要求が多く、社内でシステムを組むのはタダ扱いされているように思える)し、暇になっても自分の収入や給料に大きな変動はありません。(もちろん、努力して評価をしてもらえるような仕事をする事は必要です。)
ですがやっぱりこのままではいけません。会社に依存しすぎていては自分自身も成長できませんし、一生システム屋として生きていくことは難しいでしょう。
そこで、少しシステムによる改善をまじめに考えてみました。どうやったら効果を出せるのでしょう。もちろん私の考えなど浅はかなものですが、一度外に吐き出してみたいので。。
QCD
一般的によく言われるのがQCDですね。簡単にまとめると以下の様になると思います。項目 | 内容 | システムでの効果の例 |
---|---|---|
Quality | 対象作業の品質により良くする。 | 画像で現物表示を行う。等 |
Cost | コストを低減する。 | 手集計をシステム化する。等 |
Delivery | 納期を確実に守れるようにする。 | システムにより毎日納期間近の計画に対してアラートを出す。等 |
指標
システムによる改善によらず、すべての改善に必要なのが指標だと思います。継続的改善を行っていくには、指標を取り、計画を立てて改善を行っていくのが最善だと思います。例えば上記のQCDについて指標を例を考えてみます。項目 | 指標の例 |
---|---|
Quality | 不具合件数、不具合対策費用など |
Cost | 人件費、資材費など |
Delivery | 納期遵守率など |
システムによる改善とは?
上記の項目は通常の改善とシステムによる改善両方に共通する項目でしたが、ここからはシステムの改善に絞った考え方をお話ししたいと思います。私が考えるシステムの改善の特徴は、以下の2点を特筆すべきと思います。
- 横展開に強い。 システムによる改善の特徴として、横展開が簡単にできるという特徴があります。通常の改善を行う場合、以下の様になります。 それに対し、システムによる改善は以下の様になります。 資材や道具費はかかりますが、横展開に費用は掛かりません。ということは、最初から改善できる対象の作業数が多ければ多いほど、効果の高いシステムと言えます。
- 今までの常識を越える。 これは、現在も私たちのまわりでも起こっていますね。インターネットもそうだし、スマートフォンなんて考えもしなかったし、今までの常識を覆すような事をITはやってくれています。このような新しい技術によって革命的な改善ができるのもシステムによる改善のいいところだと思います。